FUTURE CITY FUTURE NIGHT

スマートイルミネーション横浜

© Smart Illumination Yokohama executive committee

NEWS

スマートイルミネーション・サミット2019【レポート】

2019年11月2日、横浜・象の鼻テラスにて、スマートイルミネーション横浜のネクストステップを模索する「スマートイルミネーション・サミット2019」を開催しました。ジャカルタとニューヨークからゲストをお招きし、アートやデザインの現場、公共空間の活用法などについてお話を伺いました。第2部では都市の課題やあり方などを語り合い、創造都市について考えるディスカッションが行われました。トークの内容を、詳しくレポートします。

Smart Illumination Summit 2019 invited guest speakers from Jakarta and New York to search for the next steps in the Smart Illumination project. In the second part, we discussed the issues and ideals of cities, and discussed about creative cities. We will report the contents of the talk in detail.

 

※招聘の予定をしておりましたリヨン市は、当市の都合により不参加となりました。
*Lyon City, France was scheduled to attend but cancelled due to their circumstances.

 

■テーマ/Theme
「 都市とアートの相互作用 ーSDGs時代の創造都市ー 」
“How can art interact with cities -Strategy of a creative city in the age of the SGDs”

■プログラム/Program
【Part1|参加都市プレゼンテーション/Presentation】
登壇者/Speaker:


イグナティウス・ヘルマワン・タンジル(LeBoye design/Dia.Lo.Gue artspaceファウンダー、クリエイティブ・ディレクター / インドネシア ジャカルタ市)
レポートはこちら(日本語)

Ignatius Hermawan Tanzil (Founder and Creative Director LeBoye design and Dia.Lo.Gue artspace/Jakarta City, Indonesia)
Report of Presentation(English)

 

島田智里(都市計画&GISスペシャリスト / アメリカ ニューヨーク市)
レポートはこちら(日本語)

Chisato Shimada (Urban Planning & GIS expert /New York City, USA)
Report of Presentation(English)

 

【Part2|パネルディスカッション/Panel Discussion】


レポートはこちら(日本語)
Report of Panel Discussion(English)

登壇者:
イグナティウス・ヘルマワン・タンジル
島田智里
岡田勉(スマートイルミネーション横浜 アートディレクター)
信時正人(スマートイルミネーション横浜実行委員会 委員長)

ファシリテーター:
守屋慎一郎(スマートイルミネーション横浜チーフプランナー)

Speaker :
Ignatius Hermawan Tanzil / Founder and Creative Director LeBoye design and Dia.Lo.Gue artspace
Chisato Shimada / NYC Department of Parks and Recreation, Planning & GIS Specialist
Tsutomu Okada / Art Director, Smart Illumination Yokohama
Masato Nobutoki / Smart Illumination Yokohama Executive Committee Chair

Facilitator :
Shinichiro Moriya / Chief Planner of Smart Illumination Yokohama

ホームページをリニューアルをしました。

ホームページをリニューアルをしました。

トップページデザインも変わり、過去のスマートイルミネーション横浜2011から2019までの内容をアーカイブページにまとめました。

スマートイルミネーション横浜2019のドキュメントブックも完成、PDFをアップロードしていますのでこちらからご覧ください。
スマートイルミネーション横浜2019ドキュメントブックはこちら

その他、2011年〜2019年のアーカイブは下記よりご覧いただけます。
ドキュメントブック・概要 ARCHIVE
参加アーティスト一覧 ARTIST
作品(プログラム)一覧  PROGRAM

SMART ILLUMINATION YOKOHAMAの軌跡を是非ご覧ください!

【広域展開】12/14(土) 「スマートイルミネーションいずみ」開催!

(写真:スマートイルミネーションいずみ2018年の様子/photo:MASAHIRO IHARA)

水と緑に囲まれた自然豊かな泉区、2015年から「スマートイルミネーションいずみ」を毎年開催してきました。今年は、11月30日に相鉄線とJR線の直通線が開業することを記念して、特別なフェスティバルが行われます。その中で「スマートイルミネーションいずみ」として《ひかりの実》(アーティスト:髙橋匡太)のワークショップと展示を行います。ライブパフォーマンスやアートが楽しめる屋外イベントです。ぜひ遊びにいらしてください!

【イベント全体|開催概要】
イベント名:「はっしん泉区! いずみ中央フェスティバル」
日時:2019年12月14日(土)13:00 START  ※荒天の場合は中止
会場:相鉄いずみ野線いずみ中央駅前広場・アーケード、地蔵原の水辺(相鉄いずみ野線「いずみ中央駅」前)
料金:参加無料
主催:横浜市泉区役所
協力:横浜市・相鉄グループ(相鉄いずみ野線沿線 環境未来都市(次代のまちづくり))、神奈川共立・相鉄企業 共同事業体、ぽかぽかマート(株式会社アリア)、泉区内地域ケアプラザ地域活動交流コーディネーター、NPO法人四季の会

▼イベントの詳細情報(WEB)はこちら
https://www.city.yokohama.lg.jp/izumi/event-bosyu/kanko/izumichuofestival.html
▼チラシ PDFはこちら
Smart Illumination izumi_flyer

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【スマートイルミネーションいずみ】
《ひかりの実》 /高橋匡太

■「ひかりの実」ワークショップ
日程:12月14日(土) 13:00〜17:00
場所:地蔵原の水辺(相鉄いずみ野線「いずみ中央駅」前)

■「ひかりの実」展示
期間:12月14日(土)〜12月22日(日)
場所:地蔵原の水辺、いずみ中央駅周辺

■プログラム詳細ページ スマートイルミネーションいずみ2019 「ひかりの実」

アーティスト・企業のインタビューページを作成しました。

スマートイルミネーション横浜2019の参加アーティスト4名と、
機材協力をいただいているエリーパワー株式会社よりお話を聞き
記事をまとめた、インタビューページを作成しました。

こちらよりご覧ください。
【INTERVIEW】ページ

【INTERVIEW_1】 石井結実「痛い×アート」
【INTERVIEW_2】 武内満「ひかりおくり」
【INTERVIEW_3】Sarita Ibnoe「TENUN TEDUH」
【INTERVIEW_4】エリーパワー株式会社
【INTERVIEW_5】 筧康明(東京大学 筧康明研究室)「Waves」

【INTERVIEW_5】 筧康明(東京大学 筧康明研究室)「Waves」

「Waves」

スマートイルミネーション横浜2019、アートプログラムのテーマは「スポーツ・からだ・エモーション」。東京大学大学院 情報学環・学際情報学府の准教授として教壇に立ちながらも、メディアアーティストとして活躍する筧康明先生。
スマートイルミネーション横浜では昨年、シャボン玉を光らせたプリミティブな作品「Pneuma」(東京大学/慶應義塾大学 筧康明研究室)を発表。今年の作品も水に関係する作品だと聞いたので、実験に訪れていた先生に作品について語っていただいた。

円筒形の装置の中に充填された透明ポリマーと水を透過・反射することで、照射される光源が様々なパターンのアニメーションを生み出す作品。デジタルな映像のようであり、連続的な波のようにも見える、静かに瞑想を誘うような作品。

―展示作品における思いとは?

筧:海辺のパークで作品を展示するにあたり、“海を見るような気持ちで作品を眺めることがいかに可能か?”と考えました。“海を見る”は、果たして、光源を見ているのか、それともマテリアルとしての水の動きを見ているのだろうかという疑問があります。結局は、水面の動きに合わせた光の反射・拡散の移ろいを見ているんですね。そういう複合的な変化の関係の中に僕らは美しさを見出しているのではないかと。それならば、環境をメタにとらえてミニマルな光源とマテリアルの変化の中で、僕たちがじっと眺めていられるものを見出すことができるのか? それが、今回のチャレンジです。

―スマートイルミに参加する意義を教えてください

筧:僕たちは、このすぐ近くにラボがあるのですが、そこで作った作品を、外に持ち出し、いろんな人に見てもらって、持ち帰ってまた作る。ラボとフィールド、ショーケースが密接につながったようなモノづくりをしたいと思っています。そういう意味で、このイベントなど、近隣のイベントにも参加しています。また、ラボやホワイトキューブで完結してしまうだけではなくて、その外側にいかにメディアを持ち出せるかというチャレンジがあります。スマートイルミネーションの展示は、野外で雨もある、かなり過酷なコンディションと言えます。その中で何ができるか?という、もうひとつのチャレンジだと思いました。

―電力削減、省エネルギーについて、作品を通して考えられたこととは?

筧:無駄なものを減らそうというベクトルは重要ですが、もっとポジティブに考えてもいいかなと思います。エネルギーを減らすことだけを考えるのではなく、エネルギーの循環を作品作りの中で意識することが、新しい表現につながると思っているので。今のメディアアートにおいては電気があることが当たり前になりすぎています。その当たり前を疑うこと自体が新しい可能性につながるというスタンスでやっています。

―作品についてメッセージをお願いします

筧:作品が触媒のようになればいいなと思っています。今回の場合、ぼーっと、ある種、人工的な持ち込まれたモノを見ているのだけれど、いつのまにか海や空を見ていましたと。
周りの美しさに気が付くというか目が行くという、そういう触媒になったらいいなと思っています。ひいては、環境やエネルギーのことに意識がいくことにつながればいいなと思います。

昨年の作品はこちら…

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