WRAPPING THE CITY LIGHTS-既存都市照明のカラーチェンジ-
象の鼻パーク内の既存照明をカラーフィルターでラッピングすることで、街並の色を変えるプログラム。既存の都市照明を応用することにより、消費電力量を変えずに印象的な夜景が生み出された。
このプログラムは、抑制がききながらも、高度にデザインされた照明計画を持つ象の鼻パークでなければ成り立たなかったであろう、そしてまた、500灯にも及ぶ照明機器のひとつひとつにカラーフィルターをかける膨大な手仕事は、アーティストにしかなし得ないものといえる。「普段よりも少し長い夕暮れを楽しむ」というコンセプトで行われた髙橋匡太のカラーコーディネートも来場者に高く評価されたものと思われる。
長い歴史を持つ横浜の都市デザインとアーティストの斬新かつ豊かな発想力の出会いから生まれた「もうひとつの夜景」。その幻想的な景観は、象の鼻パークに、普段とは異なる祝祭の時間をもたらした。
CREDIT
- 協力
- 京都造形芸術大学 ウルトラファクトリー
- 機材提供
- 株式会社ハートス