大学参加プロジェクト《TRUNK PORT LIGHT》
2011年10月7日(金)~9日(日)
TYPE: Exhibition
CATEGORY: Art Program
日本最初の近代的都市計画道路である日本大通りでは、筑波大学芸術学群と多摩美術大学の学生たちが共同で夜景づくりに取り組んだ。学生らが考案したプランは、横浜の歴史に根ざしつつ、来場者の参加性をも盛り込んだ、意欲的なものであった。
まず拠点となるZAIMでは、シンメトリーな外観を生かした印象的なプログラミング照明が展開される。そしてここで製造された「carry me」が、来場者の手で象の鼻パークへと運ばれていく。電池式のLEDで輝く「carry me」は、かつて横浜を行き来した貨物の象徴であり、文明の象徴でもある。終点となる象の鼻パークでは、貨物運搬に利用されていた「転車台」の遺構に来場者が運んで着た「carry me]を飾り付けたほか、横浜開港資料館にはプリズムを利用した壁面演出が実施された。
来場者と大学生の間に豊かなコミュニケーションが発生していたことも印象に残る。
CREDIT
- 会場協力
- ZAIM、日本大通り活性化委員会、横浜開港資料館
- 機材提供
- アバゴ・テクノロジー株式会社