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環境技術とアートが出会うマッチング交流会を開催最新の省電力技術を7事業者がアーティストにプレゼン

スマートイルミネーション横浜2016のキックオフとなる「環境技術とアートが出会うマッチング交流会」が6月28日、象の鼻テラス(横浜市中区海岸通1)で開催された。横浜という都市の財産でもある「臨海部の夜景」を舞台に、最先端の省エネルギー・環境技術を有する事業者と気鋭のアーティストのコラボレーションが生み出す美しい光の祭典が始動した。

この光の祭典は、スマートイルミネーション横浜実行委員会(国吉直行実行委員長)が主催している。2015年に開催された同様のサロンイベントで、実際にアーティストの曽屋朝絵さんと2事業者が意気投合し、作品「Rainbow House/虹の家」に結実したことから、今回もマッチングを促す交流会が企画された。

冒頭、挨拶に立った国吉実行委員長は「電力をできるだけ消費せず、アートの力を使い『人と人、人とまちをつなぐ光』を作りだそうと試みてきたスマートイルミネーションが今年も始まる。この交流会を通じて生まれるコラボレーションによって、横浜の夜景に新たな彩りを創造してほしい」と期待を寄せた。

交流会ではまず、2011年の立ち上げ時から関わるプランナーの守屋慎一郎さんが「文化観光都市と環境未来都市という、横浜市にとって重要な2つの政策をアートの力で結びつけている重要なイベント」としてスマートイルミネーション横浜の意義について説明した。続けて、7つの事業者(※1) が約50人の参加者を前に、LEDや自然エネルギーを使った自社技術をプレゼンテーションした。

大型リチウムイオン電池を開発するB to B企業、サラリーマン生活の傍らクラウドファンディングで資金を調達して小型プロジェクションマッピング装置を開発した技術者など、それぞれの特徴が際立つサービスが紹介された。

その後のフリータイムでは、象の鼻テラス内にしつらえた個別ブースで各事業者が実際に製品を動かしたり、光を投影したりしながら学生やアーティストらを相手に、自社技術を詳しく紹介した。

東京工芸大学芸術学部インタラクティブメディア学科准教授でアーティストの浅野耕平さんは、研究室の9人の学生とともに参加。同大学3年の佐藤春香さんは「水に触れると光が灯る”アートランタン”を使って何かやってみたいと思いました。また、リチウムバッテリーは自分たちではつくれないので、興味を持ちました」と、プレゼンテーションの内容に関心を喚起されたようだった。

2011年の第1回からスマートイルミネーションを牽引しているプランナーの守屋慎一郎さんは「横浜が長い時間をかけて作り上げてきた臨海部の都市デザインがあるからこそ、繊細な光の表現が映える。横浜の地域資源である『海のある夜景』を生かした素晴らしい作品が生まれることを期待している」と参加者にエールを贈っていた。

※1 参加は以下の9事業者

・オートモーティブエナジーサプライ(座間市)
・価値創造技術研究所(千葉県南房総市)
・クレスト(東京都世田谷区)
・ソーラム(東京都目黒区)
・風憩セコロ(埼玉県行田市)
・Crescent
・飯島幸太
・黒澤フィルムスタジオ(横浜市緑区)
・エリーパワー(東京都品川区)